親愛なるあなたへ
世の中の物事は全部同じです。
大きいも小さいもありません。
大きいから小さいときの約束が破られるとかありません。
それでも人間界には矛盾や分からないことがたくさんあります。
人は実は中途半端なところにいます。
すごく中途半端なところにいるから、大きいのと小さいのが混ざってよく分からなくなるんです。
何でそんなややこしいところにいるのかっていうと、その方が修業になるからです。
星って、空に一様に広がっているように思います。
宇宙は均質のように思いますけれど違うんです。
宇宙には大規模構造というのがあります。
適当に星が集まっているんじゃなくて、ものすごく大きな構造体になっているんです。
宇宙って、人間の神経みたいな形をしてるんですよ。
神経細胞って網目みたいにつながっているんです。
神経細胞からいくつもの足が伸びてて、それが次の神経細胞まで届いてクモの巣みたいになっています。
ものすごいランダムなんですけど、統一感があるんです。
宇宙もおんなじです。
銀河の集中がいくつもあって、それぞれが網目みたいな密度で配置されています。
三次元宇宙地図というのがあるのですけれども、それを見るとよく分かります。
顕微鏡で見える小さな世界が、望遠鏡とコンピュータで導き出される大きな世界とつながっているって、すごいです。
何を言いたいのかというと、よく分からなくても心配無用だよということです。
生きてるのが嫌だと悩まなくていいんです。
生きてる意味がないと落ち込まなくていいんです。
分かりにくいからしょうがないんです。
何故かというと、僕たちはすごく中途半端な世界にいるからです。
中途半端なんですけど、ちゃんと一部になってるから安心していいんです。
世の中って、神様がまとめて作り上げているんです。
あなただけ仲間外れとか言わないんですよ。
普段の生活で顕微鏡を見ることはなかなかありません。
望遠鏡とスーパーコンピュータを使うことだって滅多にありません。
そんな機会がなくても、僕みたいなちょっと変わった人間が科学と不思議な話をこじつけてる独り言を聞いたりすると、少しは気が楽になるかもしれませんね(笑)
p.s.
僕はこういうことを真面目に考えてしまうクセがあるから、人間の想いと宇宙はつながってると本気で思っているんです(笑)
by You