災害は心を一つにする。

親愛なるあなたへ

すごい題名で始まってしまいました。

確実に誤解が生まれる内容です。

ただ、どうしてもお話しておきたいと思ったので書かせていただきます。

災害をどうやって捉えるかということなんです。

災害って、すごいです。

地震でも津波でも無差別です。

どうしてその地域だけ、と思います。

だって何も悪いことしてないんですよ。

僕は神様ではないから何でなのかは分かりません。

ただ、どうして起こるのだろうと考えてみたくなったんです。

日常生活を想像してください。

台風が直撃したとします。

人身事故でダイヤが混乱したとします。

するとね、人間って何故かワクワクするんですよ。

不謹慎なのは承知の上です。

でも、自分の心にウソをつかないでください。

心配半分でも、どこか非日常を楽しむワクワクした心が出てくるんです。

被害が出るところもあるかもしれない、事故現場は大変なことになっているかもしれない。

それなのに人は何故かワクワクしてしまうんです。

どうしてこんな気持ちになるのだろうと考えてきました。

自分だけかと思って周りを見ても、やっぱりそうなんです。

子供のときだけかと思って大人を見ても、やっぱりそうなんです。

不謹慎だからみんな顔には出さないですよ。

でも、そういうのが見えるんです。

「大変だね」「心配だね」「大丈夫?」って言いながらも、何かが嬉しい。

何が嬉しいのだろう。

僕は、災害は人間の心を一つにするためのものだと思うんです。

災害はない方がいいに決まっています。

悲しみはない方がいいに決まっています。

それでも起こる。

さらには楽しさという矛盾した感情も起こる。

それは、神様が災害の中に人間の意識を一つにする仕組みを隠しているのではないかと思うのです。

人間がバラバラになりそうになると、そうやって意識を呼び戻す。

災害自体はものすごく悲しいけれど、それに非日常のワクワク感を覚えるのは人間が一つになる喜びなんだと思うのです。

災害を肯定しているのでは決してありません。

ただ、もし、もし意味があるのだとしたら、そういう考え方をすることで救われる方法もあるのではないかと、僕は思います。

日本は、助け合いと譲り合いの精神が発達した素晴らしい国だと思っています。

暴動が激化することもない、スラムが広がることもない。

ちゃんとお互いが助け合って国も支援してって、支え合っています。

日本は地震大国です。

台風も来ます。

そういう災害の度に心が一つになるのだと見ることができれば、日本がそして世界が、本当の人類愛を分かちあえる日が来ると、僕は心から願っているのです。

by You