情報の開示時期。

親愛なるあなたへ

一生懸命教え合おうね。

お互いに知ってることを出し合えばいい。

知識は惜しまずに出しあった方がいい。

それが一番大切なことです。

ところがですね、出し合うのでも時期がある。

タイミングというものがある。

いいものでも出していいときと悪いときがある。

教え合うのが美徳なら情報を出した全ての人が豊かになるし得するはず。

ところが、せっかく出たアイディアも時期を間違えると上手くいかない。

どうしてこんなことが起こるのか。

以前も書きましたけど、情報は公開元に集まるという性質があります。

それは間違いありません。

その原則に従えば、情報をいち早く公開した人が一番の利益を得るはず。

幸せにもなれるはず。

ところが、現実はそうではないケースがある。

正直者がバカを見るという言葉があるのですが、あれが意味するところは何なのか。

それは、時期を間違えることではないかと思うのです。

自分の思った通りに情報を発散するのがいいとは限らない。

記事で言いたいこと言ってる人の言葉ではないですけど(笑)

周りが求めているときに適切な情報を出す。

すると、歯車がカチッとはまって勢いよくまわる。

周りが求めていないときに出してしまうと歯車が狂うのですね。

時期が来てないから、情報が盗まれたりいいように使われてしまう。

せっかく情報開示したのに何故かひどい目に合う。

ゲームに例えるともう少し分かりやすいかもしれませんね。

ポーカーをしていて、配られたカードをいきなり全部見せたら面白くもなんともない。

相手が楽しめないのです。

それをじっと考えると、お互いに面白い。

相手が何を持っているのかを考えながらどのカードを変えようかと模索すると、相手の手の内も読めるようになる。

面白い上に成長するのですね。

この世は面白い成長ゲームですから、周りが面白がって成長できるような方法や時期があるはず。

情報開示ってデジタルなように思うけど、実はとても人間臭いところがあるのではないかと思うのです。

ものすごくアナログなところが。

恋愛でも人間関係でも答えを出さないことってあります。

宙ぶらりんの方が刺激的で楽しい。

そういうドラマを経て、あるときパシッと結論が出ると人は感動する。

情報もそういう性質を持っているのではないか。

情報は生き物ですね。

隠したり独り占めしたりするのを勧めているのではありません。

ただ、そんなこともあるんじゃないかなぁと感じたまでです。

情報開示って、面白いことが一番大切なのかもしれない。

かゆいところだけ適切な力でかいてあげられるような、そんな人間臭い優しさを求めているのかも。

いつも通りとりとめもない話でしたけど、ふとそんなことを思った一日でした。

by You