お金とは、信頼である。

親愛なるあなたへ

お金はどこからやってくるか、というのは色々な意見があると思いますけど、真剣に考えるとゴールがなくなってしまうのですよ。

例えば給料をもらったとしたら、その給料は会社から出ている。

会社は顧客から、あるいは取引先から得ている。

最終的には個人に行きつくわけですが、その個人はどこからお金を得ているか。

また別の会社だったり事業だったりするのですよね。

お札や硬貨は国が作ってますけど、じゃあ国がお金をくれるのかというとそうではない。

国は税金という形で国民から徴収する。

このことから、お金は誰かの所有物ではないことが分かります。

何度も書いてますけど、お金は流れですね。

その流れを一時的に自分のところにためる術を知っているのがお金持ちです。

だからお金持ちは資産を持っていてもそれが自分のものだと思っていません。

流れの一部が自分のところにたまっていると考える。

するとお金自体の概念があやふやになってくる。

前にも書いたようにお金は結局幻想なのですけど、それだと話が難しくなってしまう。

もう少し分かりやすくならないか。

別の言葉に置き換えられないか。

それが、実は「信頼」なのです。

お金とは信頼である。

お金ができる前は、人間は現物しか信用しなかった。

今、目の前にあるものが全て。

生活水準や文化が発達してくると、そこに時間の概念が入り込むようになってきました。

現物しか信用しなかった頃は常に今という時間に縛られている。

そこに時間的概念が入り込むと「将来」「これから」という考え方が入る。

今はいらないけど、欲しいときに交換できるようにしたい。

その信頼証明として考え出されたのがお金です。

だから、お金とは信頼である。

とどのつまり、信頼されるところにしかお金はこない。

今資産を築いている人々はそれだけ社会から信頼されているのです。

お金を持ちたかったらまず信頼を得る。

テクニックではなくて本当の信頼を得る。

それしかないのです。

信頼を得られる人物になることがお金持ちになるための絶対条件です。

だから、お金持ちは約束を守ります。

どんなに小さい約束もきちんと守る。

世の中をずーっと見てくると、意外に小さな約束を守らないことが多い。

仕事でも愚痴が絶えない原因は色々あると思うけど、一番の原因は小さい約束を守ってもらえないからなのです。

約束を守る。

そうすれば信頼を得られてお金も入ってくる。

本当はそんな簡単なことだと思います。

by You