気をあげたい人とあげたくない人。

親愛なるあなたへ

劣等感の強い人。

このような人に対してどう対処するか、という話である。

私の基本スタンスは、劣等感のカタマリはそのまま自滅させておけ、というものです。

刺激的でしょう?

どういうことかというと、劣等感を押し付けてくる人は本当は助かりたくないのです。

突っかかってきたり見下してきたりネチッとすがってきたりクドクド愚痴を言ってたり。

実際に何かしなくても、そういうオーラが出てる。

するとこっちのエネルギーが吸い取られてすごく疲れるのです。

そんなときはスパッと切り捨てて相手に学んでもらう。

落ちたいなら落ちとけば、と。

そうやって相手が学ぶのである。

でも、一方で心からの救いを求めている人がいる。

強い劣等感に悩みながらも救いを求めている人がいる。

そういう人には自分が持っている限りのエネルギーを分けてあげたいと思う。

どっちのタイプかは見れば分かるのです。

ものすごく暗くて悲しそうな顔をしてても、エネルギーを奪うタイプと求めているタイプがいる。

突っ張ってたり暴れてる人でも、エネルギーを奪うタイプと求めているタイプがいる。

相手に優しさをかけたとき、あなたが温かい気分になれる人にだけエネルギーを分けてあげてください。

特にいい人は誰にでも優しくしてしまうから、大切な愛情を奪われてしまう。

お釈迦様は2500年を経た今でも語り継がれる、それこそ心も最高の人なのですけど、そのお釈迦様でさえ誰にでも優しいわけではなかったのです。

お釈迦様は、目の前に苦しんでいる人がいるとその問題に一生懸命自分の時間を割いて相談に乗ったそうですが、その人のことではない、他人のことを持ちこまれたときにはいきなり結跏趺坐して黙り込み、脇を向いたのだとか。

どういうことかというと、本人のことではないから当事者は本気で解決する気がないということです。

ただ話を聞いてほしい。

例のエネルギー泥棒の話である。

優しさをかけるにも人を見抜く。

「万人を愛せよ」という普通の精神論や哲学とは違うかもしれませんけど、大切なことなので是非覚えておいてください。

by You