ゴルディアスの結び目を断て。

親愛なるあなたへ

自分をなかなか好きになれない人へ。

自分を好きになれないのは、ご自身を大切にしていないからに他なりません。

それはどこで表れるかというと、自分が一番大切にしているものを自分にあげていない。

たったそれだけです。

自分にとって一番大切なものは人によって違います。

たとえばなんですけど、私にとって人生で一番大切なものは自由です。

だから自由を手に入れるためにはどんなに苦労をしても構わない。

あらゆる犠牲を払っても構わない。

自由が手に入れば人から嫌われようがモテなかろうが貧乏になろうが別にどうでもいい。

それくらい価値のあるものです。

だから、飛び出してその通りに生きている私はそのときから自分のことが大好きになりました。

自分にとって一番大切なものを手に入れるには試練があります。

その試練というのは常識で解くことはできない。

もし常識で解くことができたならこんなにたくさん不幸な人はいないはずである。

「ゴルディアスの結び目」という話があります。

昔、これを解いた者がアジアの王になると言われたゴルディアスの結び目という硬い硬い結び目がありました。

何人もの人が挑戦したがだめだったという。

ところが、マケドニアアレクサンドロス大王はその結び目が手でほどけないと見るや、短刀で一刀両断にしてしまったそうです。

その後、予言通りアレクサンドロスはアジアの王になりました。

ゴルディアスの結び目を断つ。

自分の一番大切なものが、確実にそこに結びつけられています。

是非勇気を。

p.s.

素晴らしい本だと思います。

「嫌われる勇気」(著:岸見一郎・古賀史健)

by You