親愛なるあなたへ
人の相談に乗るときは、やはり相手の立場に立つことが最初で最後なのでは、と。
塾では生徒さんとの話が時間外まで伸びてしまうことが多いのですが、生徒さんが色んな話をしたくなるのはたぶん私が「正しいことを言わないから」だと思うのです。
色んな事情で反抗している生徒さんがいるとします。
すると生徒さんがそのうち「会社を継がせようとしてムカついたから『たいして稼いでもないくせに』と言ったら親父は大人しくなったんですよ」と。
するとこの先生は「しっかりやんな」と盛り上げます。
おそらく「正しい人」は「なんてひどいことを言うの」「大変な思いしてお金を稼いでいるんだから感謝しなさい」と厳しく叱るのかもしれません。
私も経営者のはしくれですからそれが「正しい答え」です。
でも、その答えは今のその生徒さんにとっては「正しくない答え」。
何故なら「意味がない」から。
正しい答えは、意味がある答えということです。
その生徒さんにとっては親に暴言を吐いて親の価値観や束縛から逃れることが「意味のある答え」。
私は優しい人間ではなく超合理主義のもと相手の立場に立つことにしています。
by You
