一流の物音。

親愛なるあなたへ

一流の人が立てる「物音」というのがあります。

それが、無音か優しい音。

無音でもジメッとした音ではなくふわっとした優しい無音。

筆者は昔蒸気機関車を見に行ってその汽笛が大きすぎたため音に対して非常に敏感な小動物みたいな人間なのですが、これが役立つとは思ってもみませんでした。

人を見るときその人の出す音に私はまず着目します。

自分の感情をモノにぶつけるかどうかの「自制心」を見抜く、ということですね。

おかしな話ですが、私も気を付けてはいるのですが、色んな人を見てきたせいかどうも会った瞬間にその人の本質というか、言葉にはできないけれども何か見えてしまうような気がして、会った相手もそれを感じ取りますからどうしても動揺してしまうところがあるみたいなのです。

大分昔にも書きましたが「心を見透かされているようで怖い」と。

そのときでも物を普段通り扱えるか。

なるべく相手にそういう思いをさせないように気をつけるつもりではありますが、一つ人を見抜く方法論として活用しているのも事実です。

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