恋愛。

親愛なるあなたへ

恋は絶対に必要なものではありません。

恋愛やときめきが人生で最も自分を輝かせてくれる、と書いてある本もあるし主張する人もいます。

もちろん、私も過去の記事に書いたように人生を豊かにするエッセンスの一つであることは確かです。

でも、現代は恋愛をしない人もいる。

恋愛を必要としていない、という言い方の方が正確でしょう。

私が今教えている生徒さんの中にも「アセクシャル」の人がいて、「先生、周りの友達に『そういう雰囲気』にならないの?って言われるんですけど『そういう雰囲気』がわからないんです」と聞かれたので「別に何の問題もないよ」と。

異性、または同姓に恋愛感情とか性的欲求を感じない自分は人間としての愛情が欠落しているんじゃないか、と言われたり悩む節があると思いますが、全く何の問題もありません。

恋愛を必要としていないだけです。

もちろん恋愛したくなったらすればいいのです。

今の自分だけで満ち足りている、自分の価値を認識できているということです。

恋愛というのは心理面から見れば社会的な欲求、つまり「相手に承認されたい」というところに行き着きます。

承認欲求なんですね。

心理学者、マズローの欲求5段階節によれば、下から「生理的欲求」「安全の欲求」「所属の欲求」「承認欲求」と続き、最後に「自己実現の欲求」となります。

恋愛はこのうち「所属の欲求」と「承認欲求」あたりになります。

恋愛を必要としない人は、自分がもともと持っている魂がいきなり「自己実現の欲求」の段階まで来ていると思っていただいて間違いありません。

実際、私が実地で見聞する話でも、そういった方は自己理想像というのが明確にあり、それに向かって努力を惜しまない人たちです。

世間の雑音に心悩ませることはありません。

これからそういう人たちがたくさん出てきます。

by You