Gさんの最期。

親愛なるあなたへ

自宅にGさんがいらっしゃるようになったお話を少し前に書きました。

管理会社が提携している駆除専門業者さんからご連絡がありお話する機会があったのですが、様々な状況からどうも「外からの訪問者」のようです。

少なくとも小生の自宅に「大邸宅」を構えていらっしゃらなくてよかったなと(笑)

ご訪問されるほとんどはものすごい小さい方々で、ご立派なのは一匹お見かけしたのみでしかも「最期の時」を迎えられた瞬間に立ち会っただけなのですが、そのとき不思議に思って業者さんに聞いてみました。

「綺麗にしている明るい広い空間にGさんがいきなり「ヘソ天」で転がっていることなんてあるんですか?」

「よくあることです。他の家で『毒エサ』などを食べて訪問して効き目が出てくると、死ぬ間際に明るい方向に向かうのです」と。

これには大層驚きました。

普通Gさんは「暗いところを好み」ますよね。

それが死ぬ間際には明るいところを目指す。

本来の虫の習性を取り戻す。

Gさんでさえ最期は明るさを求め、そして本来の姿・性質を取り戻す。

ここでいきなり「人間の話」に振ると、「Gさんと我々人類をつなげようなどともっての他!!」と痛烈な反論が返ってくるので恐れおののいておりますが(んなわけないか)、どんなに取り繕っても、我々もきっと最期は光を求めて、本来の自分に戻ろうとするのだとそう強く感じました。

by You