明るい引きこもり。

親愛なるあなたへ

先日風邪をこじらせてしまい5日ほど家からほぼ出ませんでした。

ところが不思議とそれが心地よかったのですね。

お風呂も数日入らず、ただ部屋でゴロゴロぼーっと。

業界柄、ここ1ヶ月ほど仕事もないので何をするでもない時間。

不良中年に目覚めてからは「クビになって雇用保険」やら逆に「自主退職で雇用保険の残りやら」で(笑)この業界にお世話になる前からそういった休みを定期的に与えられてきたのですが、私はこれを「リセットの時間」と呼んでいます。

世間から自らを引き剥がす。

先の不幸のもとは人との比べ合い、ではないですが、できるだけ世間に染まらない。

そういう意志を神さまが察してくださったのか、定期的なリセットの時間を。

今回初めて「生きているだけで幸せ」というちょっと自分でもびっくりした感覚を得ました。

何にもしないと「何のために生きているんだろう」と、人間って必ず思います。

ところが明るい引きこもりには必要ない感情なのかもしれない。

「何のため」

大ベストセラー「嫌われる勇気」では「幸福は貢献『感』」だと。

自分勝手な貢献感。

個人的な例えでは、夢はあるけど何も成し遂げていないこの身、ただ「高校化学で生徒さんの役に立っているのかもしれない」という勝手な貢献感。

それと自由。

「勝手な貢献感」と「自由」が恐らく明るい引きこもりの正体なのかもしれません。

明るい引きこもりは今日も一日元気だ。

by You