親愛なるあなたへ
僕が今いる職場は、ほとんどがアルバイトの学生なので、僕よりもずっと年下です。
社員でも、僕よりも年下の方がいます。
自分は年齢が上だからと、威張ってはいけません。
威張っても、何にもならないからです。
副店長が、「ずっと年上の先輩だから、キチンとした態度を取るように」と気遣ってくださいましたが、僕は「何も分からないので、色々と勉強させてください」と頭を下げました。
年下から教えられるのを嫌がる人がいます。
「自分の方が苦労しているんだ」「世の中の風に当たっていないヤツらに何で頭を下げなきゃならない」と思ってしまうからです。
そういう人は、その時点で成長が止まってしまいます。
成長し続けるために大切なのは、如何に多くの先生を持つことができるかです。
年齢を経ると、年上が少なくなり、確実に年下が増えていきます。
僕は、前の会社ではどの部署へ行っても常に一番若手だったので、「教えていただく」という謙虚な姿勢を育てることができました。
転職先で自分より10歳も若いアルバイトの人にトレーニングしてもらうときも、その姿勢が生かされています。
こちらが「教えていただく」という敬意を払うと、相手も必ず敬意を持って接してくれます。
死ぬ直前まで進化し続けたいのであれば、刺激を与えてくれる相手をもっと広い範囲で見つけることです。
この人からこういうところを学びたいと思えば、その人の名前の後に「先生」をつけてみましょう。
心の中だけで構いません。
もしアルバイトの鈴木君がいたら、「今日こそは鈴木先生のスキルを越えてやるぞ」でいいのです。
そして、周りがその人をどのように評価しようが、関係ありません。
学ぶことは、その人自身になることではないからです。
自分が相手から学ぼうとすると、相手も自然とこちらに目を向けるようになります。
「学ぼう」とする姿勢は、実は自分だけの成長ではなく、相手との「成長の共有」なのです。
僕の日記を読んでくださるあなたは、僕よりも年下の方ですか、学生の方ですか、それとも「コイツの日記はどうもシャクに触る」と思っていらっしゃる方ですか。
皆様、人生の勉強を、僕にご教授ください。
by You