矛盾に出会うと勉強が楽しくなる。

親愛なるあなたへ

僕は世の中がどうなっているのかに強い興味があります。

言うなれば、宇宙の法則です。

全ては分からないかもしれないけれど、好奇心をくすぐられるのです。

アインシュタインが宇宙は必ずシンプルにできているという信念に人生を捧げたのと同じ好奇心です。

僕は、思考の力が存在すると考えています。

でも、それだけが全てかというと、難しい。

どうしてそんな事故や事件に巻き込まれるのだろうという悲しい出来事もいっぱいあるからです。

どうしてそんなに不遇な環境に生まれなければならないのだろうと思う現実にも山ほど出会うからです。

ですから、運命という何か外からの力によるものの存在も否定できません。

思考は自分が選択できる。

でも、運という外からの絶対的な力も存在する。

その矛盾に満ちた世界の中で森羅万象は動いているのだろうな、と感じます。

以前、量子力学相対性理論は矛盾するものだと言いました。

量子力学は観測者によって結果が変わるのに対し、相対性理論は唯一絶対変わらない光速度不変を前提にしています。

思考の力を量子力学、運を相対性理論に当てはめるとしっくりきます。

現代科学と見えない世界を短絡的に結びつけるのは科学に30年間関わってきた身としても好きではないけれど、対比してみると面白いです。

学びの情熱はよく分からない矛盾したところから永遠に湧き続けます。

学び自体は答えを求める行為ではあるけれど、その楽しみ方は答えを見つける過程にあるのです。

by You