一流のリーダーは、一流のフォロワーだ。

親愛なるあなたへ

リーダーは前に立ってグイグイ引っ張っていくのが仕事ではありません。

まとめたり管理したりするのでもありません。

リーダーはチームを導いていくのが仕事です。

導くというとトップに立つイメージがありますけれども、本質はそういうことではないのです。

導いていくのが目的ですから、立ち位置は関係ありません。

立ち位置が気にならないので、自分がトップに立たなければならないという考えがありません。

そのときの状況によって臨機応変に立ち位置を変えます。

他の人がリーダーになるべき場面では、フォロワーにまわります。

リーダーを他の人に任せて、リーダーを盛り立ててチームの士気を上げる役割を担うのです。

それは、立場によって上だとか下だとかいう概念がないからです。

チームがよりよくなることだけを何よりも望んでいるからです。

一流のリーダーになれる人は一流のフォロワーにもなることができる人です。

これは宇宙飛行士になるための絶対条件です。

全く助けがない宇宙空間では明晰な頭脳に加えてチームワークが全てです。

そのために一流のリーダーシップが求められます。

リーダーだけしかできなかったら宇宙空間では生きていけません。

本物のリーダーシップを発揮するために一流のフォロワーシップを身に着けることが必須になります。

いつでも立ち位置を変えることができる柔軟性が必要なのです。

リーダーになるためには、自分の信念に加え、自分とは違うリーダーを盛り立てるフォロワーシップを学ぶことです。

僕はリーダーになる運命を選択していますが、サービス業が大好きなようにどちらかというと相手を盛り立てるのが好きなので、そう感じているのです。

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