見えない世界は、実は、見えている世界と同じだ。

親愛なるあなたへ

もし神様がいるとしたら、いったいどんな人なのでしょう。

絶対的で全てを支配する全知全能の存在、そんなところでしょうか。

すると、僕たち人間は?

神様の下僕?

多くの人のイメージはこんな感じです。

神様と自分はかけ離れた存在のように思うのです。

でも、実は僕たちも神様の一部なのです。

人間の意識というのは神様が与えてくださった小さな光です。

僕たちはまさに「神の子」なのです。

世の中の全ての現象は宇宙が進化するために存在しています。

宇宙が進化していく一部として人間が作られたなら、神様はどうしてそんなメンドクサイことをするのでしょう。

全知全能なら、人間なんて作らずに神様の力だけで進化させればいいのに。

人間の中には悪いことする人もいる。

そういう人をどうして神の力で悟らせないのかと疑問に思うのです。

こういう疑問を持つのは、神様と自分をやっぱり切り離して考えているのです。

神様というのはそれ自体では存在しません。

神様は、生き物なのです。

僕たちがいなければ神様だって生きてはいけないのです。

人間は60兆個の細胞で作られています。

僕たちは自分の力で生きていると思っていますが、本当は60兆個の細胞がなければ生きてはいけません。

60兆個の細胞の一つ一つが信号をやりとりして生命を維持しているのです。

人間とは、細胞の集まりそのものです。

集まることで一個の細胞ができないような複雑な思考ができるのです。

それと同じです。

神様とは宇宙のあらゆる意識の集合体です。

そういう意味では、神様は人間と同じなのです。

神は自分の姿に似せて人間を作った言われますけれども、なるほどな、と納得します。

神様は偉い存在だから僕たちに力を貸してくれるのではありません。

神様は、自分の体の健康管理をするために僕たちに話しかけてくれているのです。

神様の力に気づく人は、自分の体を心配している神様を思いやることができる人です。

神様の体の一部として、自分の人生を大切にできる人です。

自分の人生を大切にできれば、神様は体調が良くて、嬉しいのです。

by You