信頼と社会的信用。

親愛なるあなたへ

今日はものすごく大切な話をします。

世の中の親御さんにとってすごく大切だと、僕自身は思っています。

耳の痛いところもたくさんあるかと思います。

子供を持ったことがない若造が言うので腹が立つところもあるかと思います。

でも、親御さんが幸せになるために必要なことなので聞いていてくださいね。

世の中には二種類の「信用」があります。

それは、「信頼」と「社会的信用」です。

違いは難しくありません。

信頼は根拠がなくて、社会的信用は根拠が必要です。

信頼は目に見えないけど、社会的信用は行動が伴わなくてはなりません。

世の中の親御さんはこの信頼と社会的信用をはき違えています。

子供を信頼していると思っているかもしれないけれど、ほとんどは社会的信用なんです。

子供の行動を通して判断してる。

だから、自分は子供を信頼していると思っても本当は信頼していないんです。

信頼には順番があります。

人を信じるにはまず自分を信じる必要があるんですね。

自分を信じられないのに相手を信じることは不可能です。

世の中のほとんどの人が信じられないのは、実は自分なんです。

本当なのかって思うでしょう?

今からテストしてみましょうね。

今あなたが会社に勤めてるとします。

もし、今の職を失ったら食べていく自信がありますか?

これに迷いなく「はいっ」って答えられる人が自信のある人なんです。

才能があるとか資格があるとか、そんなの関係ありません。

何にもない真っ白な状態でも生きていけるんだっていうことです。

これが本当の自信なんです。

何でそう思えるのかっていうと、人間の本当の資産は自分なんだと気づくからです。

今の時代はお金がなくては生きていけません。

そのお金、資産を生み出すのは自分自身なんだと気づくことが本当の自信なんです。

具体的な対策を思いつかなくても構いません。

何もないところから生まれてくるんだと信じるんです。

この信じる心が自信なんです。

潜在能力ってものすごいんですよ。

人間は無限の創造物なんです。

そこまで気づくと、神様に守られていることが分かるんですね。

究極の自信は神の愛に気づくことだと書きましたけど、そういうことなんです。

これに気づいていないのに、親御さんは子供を信頼してるよって言うんです。

ハッキリ言います。

ウソなんですよ、それ。

でも子供は親を信頼しているから心を開いて受け入れるんです。

「信頼してるよ」って言うから子供は近づいていくんです。

でも親は本当は信じていないから、子供を責め立ててすごく傷つける。

傷ついてもまた「信じてるよ」って言うと子供は心を開いて近づいていくんです。

そして親はまた傷つける。

ほとんどDVですよ。

これを世の中の親御さんは気づかないうちにやっているんです。

もしあなたが自分の子供が大丈夫だって思っていたら、それはその子の行動を見ているからなんですよ。

だからその子が信じるに値しない行動を取れば、あなたは子供を信頼しないんです。

その子自身を信じてはいないんですね。

それが社会的信用なんです。

子供が何人かいる親御さんは「お兄ちゃんは立派なのになんだお前は」とか言うんです。

まあ逆の場合もあるんだけど。

お兄ちゃんの行動は信頼できて弟さんの行動は信頼できないからなんですね。

子供自身じゃなくて子供の行動が判断基準なんです。

本当は、その親はお兄ちゃんも弟さんも信頼なんかしていないんですよ。

だって自分が信じられないからね。

この世は全て自己責任なんです。

子供が迷惑かけてそのことにブスブス言う親もいるんです。

ハッキリ言います。

あんたが悪いんですよ。

親御さんがお子さんをその程度にしか育てられなかったんです。

それをずーっと人のせいにしてるんですよ。

自分は苦労して立派に育ててきたのにって思うかもしれないけれど、その失敗をずーっと子供に押し付けている。

お金の問題もそうです。

お金は生きていくために一番必要なものなんです。

それを借金したり何だりでそれを肩代わりしてきたとか言う人いるんですよ。

自分がその犠牲者だ、みたいに。

僕みたいにバランス感覚が取れてしまえばお金も何てことないんですが、ホントにそうやって親に責め続けられるお子さんがいらっしゃるんです。

さらに最悪なのは、苦労して育てたことに対して感謝するのが当然だと思ってるから、その感謝を担保にして子供の迷惑行為をずーっと責め続けるんです。

これがどれだけその子を傷つけてることか。

子供が親を困らせるのは愛が必要だからなんです。

だから、親御さんで子供の問題で文句言ってるのだとしたら、あなたが子供を愛してあげれなかったことを反省してください。

「父さん母さんがお前をそうやって育ててしまって、ごめんな」って。

子供さんにそう言ったことありますか?

僕の記事を見て憤慨する人は、この言葉を子供に絶対言ってないんです。

全部自分が正しいと思ってるんですよ。

僕は僕の意見が正しいと思ってるんです。

それは、僕自身の意見というよりも、世の中のしくみの話をしてるんですね。

しくみっていくつもありませんよ。

言ってしまえば一つなんです。

だから、親御さんで子供との関係が上手くいっていないのだとしたら、まずは自分を振り返ってください。

さっきはお金の問題を出しましたけど、他にも色々あると思うんですよ。

でも、必ず育てた側に何らかの原因があるんです。

それで、何でそんなことをしてしまうかというと、親御さんもそのまた親にやられてきたんです。

自分がやられて嫌なことは子供にしないぞって、思うでしょう?

でも、何故かやってしまうんです。

それで、やってることに気づかないんですよ。

悪いとも何とも思ってない。

親としての渾身の愛だとさえ思ってるんです。

虐待を受けてきた人が親になると子供を虐待するって言いますけど、あれを責められません。

同じことをしてるんです。

先祖代々ずーっと続いてきたことをどこかで断ち切らなきゃいけないんですよ。

僕は子供ができても同じことを言うんです。

子育てって、ものすごく大変だと思うんですよ。

僕も経験しないと分からないんです。

でも、分からないけど、世の中の真実とは別ものなんです。

子供を育てたことないからそんなこと言えるんだって言う人がいたとすると、理屈からすれば、このことを知る前に子供を産んだんですかっていうことなってしまうんですよ。

理屈上は正しいでしょう?

でもそうじゃないですよね。

子供は理屈で作りません。

前にも書きましたけど、子供は感情で作るんです。

だからこそ、その感情に責任を取らなければならないんです。

感情に責任を取るのが、学ぶということ。

それがここに書いていることなんです。

僕がどうしてこんなに厳しく言うのかというと、親御さん、あなたが幸せになれないからです。

自信のなさ、劣等感としっかり向き合ってそこから抜け出す努力をしない限り、幸せになることは不可能なんですよ。

劣等感を子供で晴らしたり、ずーっと子供のせいにしててもいいですよ。

でも、一時的に気が晴れたとしても必ずまた問題が起きます。

しかももっと大きな問題となって。

神様は絶対に勘弁してくれないんです。

あなたが気づくまでひたすら出し続けるんですよ。

ちっぽけな人間が宇宙に勝とうとしたって無理なんです。

勝てない相手とずっと戦っていても疲れてしまいますよ。

無理しないで楽になればいいんです。

そのために、まずは自分を振り返ってみましょう。

p.s.

斎藤一人さんの著書「地球が天国になる話」に紹介された加藤諦三さんという方の言葉です。


最も望ましい親は子どもを愛している親である。

次は子どもを愛していないが、そのことを知っている親である。

最悪は子どもを愛していないのに、愛していると思っている親である。

最悪よりもっと酷いのは、子どもを情緒的に虐待しながら、子どもを愛していると信じ込んでいる親である。

「モラル・ハラスメントの心理構造」(著:加藤諦三


僕もさっそく取り寄せて読みたいと思います。

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