親愛なるあなたへ
健康にいいことは何でもする。
もうこうなるとあらゆるところに首をつっこむ。
最近ふと、「正しいオナニーはどうするのだろう」というなかなか哲学的な疑問が浮かびました。
「しなさ過ぎ」も「し過ぎ」もNG。
そもそも「正しいフォーム」はなんなのかと、これはもはやスポーツ科学の領域に相当する。
男にとってはマジメな話、EDや前立腺疾患などとも関わりもはや他人事ではないのである。
そんな中ネット検索をしていると、ナニナニ、手より「大人のおもちゃ」を使用せよという記事を発見。
若干34歳にしてアダルトグッズ童貞の異名をとる私は流れるようにAmazoneへ。
あれがいいのかこれがいいのか。
小学生が道端でエロ本を拾う感覚はきっとこれに近いであろう。
商品を確定しドキドキしながら返信メールを「買い物フォルダ」に格納いたしました。
しかし恥ずかしい。
何しろ恥ずかしい。
この「初めてのチュー」くらいのドキドキがきっと健康にいいに違いないと自らに言い聞かせ、配送ラッピングについて何のコメントも書かなかった顔面蒼白の自分を意識的に無視しつつ素敵な夜は更けていったのです。
数日後、不在届が到着。
再配達に来てくださった爽やかなお兄さんに別れを告げ、恐る恐る表示を見るとそこには「健康管理器具」の文字が。
なんかこう、いろんなものを紙一重で切り抜ける人の気持ちがよく分かりました。
ほとんどの方は人生経験豊富ですから恥ずかしい、なんてことはないのでしょうが、純粋な少年心をくすぐられた私としてはこれはもう青春の一ページであったわけです。
話が訳わかんなくて申し訳ないのですけど、上手い言い訳を用意してあげると人間は行動できる生き物だということがよく分かりました。
性欲のためだとなかなか手が出ないけど、あくまで「健康のため」ですから。
by You