自己管理能力の開花。

親愛なるあなたへ

今回のコロナ禍の状況は、誤解を恐れずに言えば「自己管理能力を高める場を提供した」ように思うのです。

お医者さんも免疫学者も、誰も知らない。

「一流」と呼ばれる方々でさえ、誰もが分からない。

そんな状況下、頼っていたのでは誰もその身を守ってくれない。

今まではお医者さんが何とかしてくれると思った、専門家が何とかしてくれると思った、困れば誰かに相談すればいいと思った。

その目論見がまったく立たなくなった今年。

情報の渦に振り回される我々であるという一面はいささか変わっていないかも分かりませんけれども、それでも人を頼るのではなく、何とか不確定な情報をもとに自らでなんとかしよう、という姿勢が混乱の中にも見られたという一面から、「自己管理」という側面、これが個の時代に向かう移行期である時期と重なったことは単なる偶然とは言い難いでありましょう。

もちろんコロナによりたくさんの方がお亡くなりになり、また経済活動などの打撃やそれによる解雇など、多大な影響もあることは確かではあります。

このような混乱は起こらないに越したことはない。

ですが、現代誰もが分からない状況で戦っている我々を、そして個の時代に向けた自己管理という鍛錬の真っ只中にいる自分たちを、「そのまま評価」してあげることが今の推進力の一つだとそう思うのであります。

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