親愛なるあなたへ
テレワークが一般化しデジタルの世界でのつながりが広がりつつある昨今。
その中で強くなる人たち。
メカニックに強くなる、システムに強くなる、それは物理的にとても有用な話であります。
ただもう一つはやはり「一人でいること」に強くなることでしょう。
その中で最も強くなる人たちとは。
多感な思春期につながりが分断されるというのは大変なことだと思います。
SNSにすがる若者たち、という記事もありました。
やはり一人というのは寂しい、そう思うのが普通です。
しかし、その寂しい時期を経験すると必ず人間は「内観」というものに到達する。
対外的に観るものがないのであれば、あとは自分しかいない。
ですから、コロナが終息したときに今の若者たちはきっと見違えた顔をしていると思います。
我々大人も大変ですが、今まで生き抜いてきた経験がありますからそれがデジタルの世界になっても同じ。
だから大変、大変、とはいっても、意外に大変ではないのです。
でも子供たち、学生さん、そして多くの若者。
我々の世界とは隔絶されたプレッシャーと戦っていると現場を見ていて強く感じます。
外界をまだ知らないのに外界が混乱しているという情報だけが入ってくる。
混沌とした中、自分自身もよく分からない、何が不安なのかすら分からない「見えない敵」と戦うプレッシャーは我々大人の比ではありません。
再び日常が戻ったとき若い世代が我々大人の一歩前を力強く歩んでいく姿に驚く、そんな夜明けが来るに違いありません。
私たちも負けずに鍛えなければ。
by You