親愛なるあなたへ
親・兄弟姉妹、親族には自分が本来持つべき能力や考え方が分割されて備わっていることがあるようです。
親のこの部分は合わなくても、その埋め合わせとして他の親族が補ったりする。
逆もまたしかり。
家族の問題はその個々の問題から自分にとって分割されたメリットを統合し直す作業であるというのも一つでしょう。
親の因果がその子供に報い出るのではなく、似たような因果を持つ魂が代々その因果を解消するため「血縁」に乗ってくるものですから、ぐるっと周りを見まわして、分割パターンは様々にしろ、じっくり観察してみると「ああ、そうか」と。
「無理矢理仲良くしろ」などとは言わず、絶縁でも何でもいいからそういうのを思い出し、広い世間から話を見聞きしたりして、自らの血縁が何を統合したがっているのかを観察してみると、自分らしくいられる幸せの一つのヒントとして得られるものがあるように思います。
必ず何かしらのメリットが分散されているのですね。
それを集めながら自分らしさへ近づいていこうではありませんか。
p.s.
親・兄弟姉妹や親族がいない、と言う場合は成長過程で近しかった人々がその「血縁」にあたります。
血縁というのは「人間がこの世で勝手に定義づけた生物学的要素」でありますから魂の遠近とは必要十分条件ではなく、たとえこの世で血のつながっていない「赤の他人」であったとしても「魂的にすごく近い」のですから心配しなくて大丈夫です。
「たった一人ぼっち」という人はいない、ということですね。
by You