親愛なるあなたへ
この記事のスタートとともに命の有限について考え始め、自分なりに人生を変えてみましたけれども改めて宇宙が計画する「その力」はすごいなと思いました。
それは、人間はいつか必ず死ぬという厳然たる事実をあらゆる情報手段で常に与えられつつも、日頃は忘れるようプログラムされているということ。
死ぬという事実を不可抗力で忘れながらも逆にそれに気づき、自らの意思で魂を律しながら磨いていく、という宇宙の完璧な計画。
本当に不思議なものです。
例えば交通事故は自分が経験していないにも関わらず「気をつけよう」と思う。
信号も守るわけですね。
海のレジャーに関しても、事故を経験していないにも関わらず溺れないように、特に親御さんはお子さんに全力の注意を払う。
交通事故も海での事故も、現在生きている人数に対しての絶対数は少ないように思う。
ところが、人は必ず死ぬという小生が知りうる限り100パーセントの現実を、テレビ・新聞・インターネット、あるいは実際に立ち会う可能性もある経験ですら日頃から意識するには十分でない。
それくらい死を意識しないというのは不思議な現象だと思うのです。
(事故のたとえと人生の意味を考える死を対比するのは不適切かと思われるのですが、確率や割合を分かりやすくイメージするために書きましたことをご了承ください)
この宇宙が計画した完璧な忘却力に正当に抗いながら(?)生きていく、それが幸せのコツかなと思ったのが、人生変えたこの13年間で得た一番の収穫であります。
by You