嫌な感情を塗り替えるのが、許しだ。

親愛なるあなたへ

相手を許すというのは幸せになるための始めの一歩です。

許すというと、嫌なことをされたり言われたりしても気にしないイメージを持ちます。

でも、嫌な気持ちを持たないようにしていると逆に苦しくなってしまいます。

幸せになるために相手を許すのに、許すことで自分の気持ちが苦しくなっては意味がありません。

思いというのは自分で考えて思うのではありません。

勝手に思うのです。

「嫌だな」と勝手に思うのです。

嫌だと思うことが悪いのではありません。

思っても全然構わないのです。

大切なのは、嫌な感情に幸せを上塗りしていくことです。

嫌なことを気にしなくなるくらい自分が幸せになることです。

嫌なことがあってもそれ以上の幸せを見つけてしまえばどうってことありません。

無理に許すことはありません。

恨みや憎しみというのは強力なマイナスの想念です。

そうそう簡単に消せるものではないのです。

でも、それほど強力な想念であっても、上から幸せで塗りたくってしまえば降参せざるを得ないのです。

嫌な思いを止めたり消したりするのではなく、心の向く先を変えさえすれば、気づいたときには自然に許せるようになっているのです。

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