アドバイスの真意。

親愛なるあなたへ

学生さんや若い方々に「好きなことをやってみたらいいよ」と多くの大人が言います。

でもそういう大人が好きなことをやってみたかというと「怪しい」。

恐らくその大人たちが言う「好きなことをやってみな」というアドバイスは、「世の中自分の好きなことで生きていくなんて無理だ、だから世間に出る前に一生懸命遊んでおいで」。

すると学生さんや若い方々が混乱する。

自分が好きなことをやってないのに「好きなことをやってみな」と言うのは、「好きではない仕事で生きていかねばならない社会をあなたより先に知っている」という優越コンプレックスに他なりません。

幸せな人と不幸な人では「好きなことをやってみな」の真意が違う。

自分の好きなことをやってない人を不幸だと一概には言えないけれど、その人が好きなことをやってないのに「好きなことをやってみな」と言うのはどこか歪みと違和感がある。

好きなことをやってる人は本当に世の中は好きなことをして生きていけると思っている。

ただし経験上正直に言うと、その覚悟と行動力は並大抵のことではない。

まさに「冒険」しなければならない。

自分は冒険したことないのに「人生は冒険だ」とも多くの大人が言う。

レールに乗って、世間の目から今のライフスタイルを選んだのに「冒険だ」と言うと、聞いた方もその真意を図りかねる。

アドバイスは「自分が実践した後にする」か「アドバイスしたら自分もやってみる」かどちらかが「正解」のような気がします。

なのでこうして偉そうに書いてしまった小生も前文の「後者に該当する部分」が多いもので必死なのでありますね(笑)。

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