親愛なるあなたへ
「それ誰が言ってたの?」
「実は、○○さんなんだ」
「なぁ〜んだ、あなたの考えじゃないの?」
こんな会話をよく耳にします。
いわゆる、「受け売り」です。
他人から聞いたことを自分の口で話すのが、受け売りです。
受け売りは、自分の意見が入っていないからと軽んじられがちです。
しかし、受け売りは、実は自分を高めるための最高のツールなのです。
僕は、中谷彰宏先生の考え方をもとにして日記を書いています。
もちろん、僕が気づいたことも日記にたくさん書いていますが、ベースとなっているのは、中谷先生の考え方です。
「受け売りは最高のツール」という発想も、中谷先生のものです。
受け売りは、人の情報をただ右から左に流しているのではありません。
その間に、「自分」というフィルターがかかっています。
情報は音や光と一緒で、フィルターを通すことで、波長やベクトルが変化します。
受け売りと思っていることは、実は、アレンジが加わった自分オリジナルのものなのです。
例えば、僕が書いた「受け売りは自分を高める最高のツール」という日記を、あなたが「実はね、情報っていうのはドリップコーヒーと一緒で、濾されると液体だけが出てくるでしょ。まさにそれがね・・・」となった時点で、それは既にあなたのものです。
僕の伝えた内容ではありません。
あなたオリジナルの考え方です。
中谷先生も、「人の受け売りをどんどんしよう!」とおっしゃっています。
僕は中谷先生の受け売りをするので、文章も、中谷先生の文体に似てきます。
それは、意識して書いているのではなくて、書き上げてみると「あ、似てる!」となります。
受け売りは、情報だけではなく、文章、言葉遣い、そして生き方そのものにも影響を与えるのです。
受け売りを、どんどんしましょう。
僕が日記で送っている言霊も、「実はオレ、こんなことに気づいてさ」と他の人にどんどん受け売りしてあなたのものにして頂けたら、光栄です。
僕も、どんどん、色んな気づきを、受け売りしていきます。
by You