愛とは自立である。

親愛なるあなたへ

今から書くことはなかなか受け入れ難い内容かもしれません。

そして、世の中の多くの親御さんの気分を害することになる内容だとも、十分認識しています。

ほとんどの方は自分のお子さんを「愛している」と思っていらっしゃいます。

ところが、その愛の多くがエゴである。

愛とは何か。

愛とは相手の自立を願うことです。

親御さん全員が「もちろん我が子の自立を望んでいます」と答えます。

でも、多くの親御さんは自分の子供に「もうお前なんか必要ないよ」という態度を取られると嫌な気分になる。

傷つくか、「親の愛を何だと思っているんだ」と怒り出す。

愛することは究極に難しい。

何故なら相手の自立を心から願うには自らが自立していないとできないから。

自分自身を本当に愛していないとできないから。

多くの親御さんが「相手の自立を願っている」のは「相手への期待」である。

これは間違いなく「依存」であり、自らが自立できていない証拠である。

自らの「劣等感」を相手への「期待」で埋めようとしている。

お金をもらって働いていることが自立ではありません。

もちろんそれも自立へのステップではあると思います。

でも、自立の本当の意味を考える。

愛することの本当の意味を考える。

私はそのように思うのです。

p.s.

「幸せになる勇気」(著:岸見一郎・古賀史健)

以前ご紹介した「嫌われる勇気」の続編です。

「嫌われる勇気」は100万部を突破するベストセラーになり、アドラー心理学の火付け役となっているようです。

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