立場を守る。

親愛なるあなたへ

物事には「立場」がある。

その立場だから輝ける、という。

一流プレイヤーが一流リーダーを目指したり、一流リーダーが一流プレイヤーを目指すと悲劇が起こる、と以前書きましたけれども。(割合の問題でリーダーがプレイヤーになったり、プレイヤーがリーダーを兼ねることもはちろんあります)

それから今までお笑いやってました、音楽やってました、みたいな人が急に政治家を目指すと「何か違うな」って思うこともあると思うのです。

そういう人は見ててもやっぱり大成していないような気がします。

芸能界の話だけでなく、我々日常の仕事でも技術者に向いてる人が営業やってみたり、先生に向いてる人がサービスやってみてもしっくりこないと思います。

信念を貫く技術者が相手の心を上手く誘導するよう自分を変えなさい、人に物を教える先生が発散するエネルギーをサービスで抑えなさい、ということはなかなかできないと思うのです。

だから立場を守る。

私も最初の会社を辞めて記事を書きながら独立するのが一つの夢で、今その夢が叶い個人事業主としてやっていますけれども、それでも「大会社の社長になる」のは立場ではないような気がするので避けています。

経営者になったんだから、社長になったんだから、と会社を大きくすることで自らの価値を確かめようとしても、それは天から与えられた立場ではないから何故か幸せになれないと思います。

大きな会社の社長をされている方は、必ずその方の器なり社会におけるその人の立場を担っている。

天与の立場を守る。

今やってることがしっくり来なくても「ピタっ」と当てはまる自分の場所が必ずある。

探してみるときっと幸せになると思います。

by You