影響力があること。

親愛なるあなたへ

「誰かに影響力がある」と言われて嬉しくない人はいないと思います。

「影響力を与える価値のある人間だ」「すごい人間である」と思えるからですね。

影響力を与える人数が多ければ多いほどその価値を実感できるかもしれません。

ところが職業柄か、誰かに影響力を与えることほど恐ろしいことはない。

直感でイラストを選ぶインターネットの占いをいくつかやってみたのですが、私はどの占いでも「影響力を多大に与える」という結果が出てしまいました。(先天的なものでなく確実に飛び出してから後天的に備わったものです。誰でもそうなります。)

影響を与えられるか与えられないか分からない、なら「与えてみたい」と思うけれども、「100%影響を与えてしまう立場」に真っ当に立ってみれば必ず恐怖が湧いてくる。

記事の書き出しの頃「リーダーになりたがっていた私」なら影響を与えることに喜びを感じていたでしょうけれども(これをメサイアコンプレックスと言います)、本当に自分らしく自分が大好きで、自分の好きなことをする、なんならこの自由を邪魔しないよう注目したりしないでほしい(笑)というライフスタイルを貫いて確立した今、他人に影響力を与える真の意味で恐ろしさを感じます。

その人の考え方を自らが握っている。

人生は考え方で決定されるから、その人の人生は自分が握っている、命は自分が握っているようなものです。

全てはこちらのさじ加減で未来の方向性が。

才覚があるとなればより強く思う。

真の成功者が多くの人に影響を与え魂的に満たされるのは「影響があるすごい人間」という自分を褒めているのではなく、「多くの人の心に希望の灯をともす役に立つことができた」という貢献感からです。

なので、影響力を与えることにのみ主眼を置くと間違いが起きてくる。

影響力があることは恐ろしい。

影響力を与える立場に立つときはその恐怖を自覚すれば間違いの幅もきっと少しは少なくなる。

by You