科学は見えない世界の間接的な証明だ。

親愛なるあなたへ

僕は科学を肯定します。

ずっと科学の世界で生きてきたからです。

今でも科学や理論が大好きです。

でも、それと同時に非科学的なことも認めます。

目に見えない世界や人類がいまだ解明できない事象の存在も信じているのです。

僕は、科学を使って目に見えない事象を証明したいとは思いません。

世の中には、目に見えない世界について話すと「証明してみろ」と言う人がいますが、今の技術では証明できないのです。

もっと未来になれば、証明できるかもしれない。

最先端の理論を駆使してその証明に生涯を捧げる人もいます。

でも、既存の科学を使って目に見えない世界をどうこう説明するのが、僕は好きではありません。

今の科学ではこういうことになっているから、似たような作用でこういうのが考えられるね、というのが僕の考え方です。

科学と目に見えない世界は両輪であり、究極的には一つですから切り離して考えることはできません。

でも、両輪をいきなり一つにまとめようとすると苦しくなります。

徐々に一つにまとまっていくのが、自然な形です。

ですから、僕自身は人が作り出した機械やシステムが何かを感知する、という話は信用しません。

目に見えない世界を感じ取るのは、人間の感覚です。

目に見えない世界を人間が信じるのは、宇宙が137億年の歴史をかけて目に見えない世界と人間の感性を結んでいるからなのです。

僕が直感を大切にしているのは、そのためです。

科学はあくまで目に見えない世界の間接的な証明です。

「ここまでは証明できているけど、見合わない例もちょくちょくあるから、知らない世界がきっとあるんだね」というのが一番正しい認識なのです。

科学と目に見えない世界を、両方大切にしよう。

by You